睡眠の土台シリーズ 光編を2投稿に分けてお送りします!
パート1として今回は睡眠と光の関係、そして上手な光との付き合い方について説明します。
一般的に子どもの睡眠トラブルと聞くと、寝かせる直前や夜中泣いてしまった時の対応法をどうするか、と考えてしまいがちですが、実はそれだと根本的な解決にならないことも。なぜなら質のいい睡眠のベースは、朝の日光浴から始まっているからです!
それでは詳しく見ていきましょう♪
なぜ朝の日光浴が必要?
「日光を浴びる時間が長い方がより活発に活動でき、長い睡眠時間を確保できる」
という研究結果もあり、日光を浴びる量が不足すると睡眠不足になったり寝つきがわるくなることがわかっています。
でもそれはなぜか?
それを説明するのに欠かせないのが、睡眠ホルモンのメラトニンです!
メラトニンのつくり方
メラトニンは以下のように合成・分泌されます。
【朝】日光を浴びる
↓
セロトニン※がつくられる(※気持ちの安定に大切な神経伝達物質のこと)
↓
【夜】セロトニンがもととなり、睡眠ホルモンのメラトニンが生成される
十分なメラトニンが分泌されることで、私たちは質のいい睡眠をとることができるので、朝のうちに朝日を浴びることが、質のいい睡眠につながるのです!
生後3ヶ月頃まではメラトニンを自分の身体でつくれない
生まれたばかりの赤ちゃんはまだ自分の身体の中でメラトニンを作ることができません。そして母乳を通してママのメラトニンを受け取っているものの、その量は少ないのです。
昼と夜のリズムを司る体内時計も整っていないため、低月齢のうちは昼夜問わず寝たり起きたりを繰り返すのです。
個人差はありますが、一般的に生後3ヶ月頃から徐々にメラトニンが体内でつくられるように発達してきます!
でもそうなると、低月齢の赤ちゃんには朝の日光浴が必要ないのでは?と思う方もいるかもしれません。
次に新生児から日光浴がおすすめな理由を書いていきますね!
新生児でも日光浴は大切!
その他の発達同様、昼夜の区別もある日突然つくものではなく、少しずつついていくものです。新生児から朝の日光を浴びることで毎日少しずつ昼と夜のリズムを司る体内時計が確立していき、昼夜の区別がつきやすくなってきます。
まだ昼夜の区別がついていない低月齢の赤ちゃんは、日中のお昼寝はリビングなど、生活音がある明るい部屋でさせましょう。
徐々に夜間の睡眠時間が長くなってきたら、質の良い睡眠をとるためにも日中のお昼寝も寝室など、静かで暗い部屋でさせるのが理想的です。
日光浴はどのくらいしたらいい?窓越しじゃダメ?
毎日15分くらい朝日を浴びれるとベスト!
5~10分でも十分なので、まずは意識してやってみてくださいね♪
朝起きたらすぐカーテンを開け、日光を浴びましょう。これを繰り返すことで、赤ちゃんや子どもは日光を浴びる=起きる時間だと認識できるようになります。
もし余裕があれば、朝10時頃までの間に15分ほど外へ出て日光を浴びれればベスト!日光浴をする!というよりは、散歩・買い物・上の子の保育や幼稚園への送迎のついででOKです👍
お天気のいい日なら外出せずとも窓がある部屋の中で過ごしたり、お天気が悪い日も窓際で過ごすようにするだけでも効果がありますよ!
朝に限らず、日中は日光が入るお部屋で過ごすことはオススメです♪
まとめ🌸
- 朝の日光浴が質のいい睡眠につながる
- 睡眠ホルモンメラトニンの生成・分泌を促そう
- 新生児でも日光浴は大切
- 毎日15分の日光浴ができるとベスト、まずは5~10分からトライ!
- 窓越しでも日光浴の効果はある
朝の日光浴を習慣にして、夜ぐっすり眠れる土台をしっかり整えていきましょう🙌
パート2の投稿はこちらから!
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