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卒業生インタビュー#5

卒業生インタビュー#5

 「妊婦と乳幼児睡眠コンサルタント資格に興味があるけど、受講後どのように知識を生かせるのかイメージできない…」

という方のために、卒業生にインタビューを行いました!卒業生たちのリアルなお話を全9回でお送りしています(一覧はこちら

第5回は、クリニックに勤務の小児科医でいらっしゃる浦辺智美先生にお話を伺いました。第二子ご妊娠前~産後にかけて受講をされていた浦辺先生。資格取得までに苦労された点も赤裸々に語ってくださっています!


 

ー まずは簡単に、自己紹介をお願いします。

【浦辺先生】 東京都内在住で、クリニック勤務で地域医療に従事している小児科医の浦辺智美です。夫と5歳と3歳の息子、1歳の女の子の猫がいます。

 

ー どのようにIPHI妊婦と乳幼児コンサルタント資格取得コースのことを知りましたか?

【浦辺先生】長男が全然寝なかったので、色々調べていたら愛波あやさんにたどり着いたという感じですね。

 

ー コンサルを受けたわけではないのですか?

【浦辺先生】そう、不思議ですよ。何で受けなかったんだろうって。独学じゃ間に合わないレベルだったんですけどね。

 

ー 受講の目的は何でしたか?

【浦辺先生】目的は長男の夜泣きの改善と、最終的に仕事にも活かせたらいいかな、と。ただ、診察や健診時にねんねの相談が出てくることは意外となくて、こちらから聞かないと出てこないです。私もそうですけど、夜泣きは当たり前だと思いますよね。だからお母さんたちは(小児科医に)聞かないんです。

 

ー IPHIを選んだ決め手は何ですか?

【浦辺先生】当時はまだIPHIの他になかったのと、寝不足の勢いですね。(笑)その当時、長男は1時間半おきに起きたり、夜中遊び出したり、勝手に服めくって授乳して寝たりしていました。コンサルに申込むための質問票は3回くらい、途中まで書いたんですけど、書いてる途中で子どもが泣いたり、起きたりして。よくわかんなくなっちゃって、結局諦めました。

あと、ずっと子どもの発達を勉強していて、睡眠がとても大事だとは元々思っていたんです。そして、睡眠(の乱れ)って予防できるだろうなとずっと思っていたから、すごく興味があったんですね。ただ、医学書見ても寝方は書いていなかったけど、あやさんの本には書いてあったので食いついたっていうのはありますね。

 

 資格取得コースのよかった点は?

【浦辺先生】やっぱり、理論的に考えられる点ですね。次男もねんねトラブルはありましたけど、やっぱりわかっているとイライラ度が違うし、しょうがないと思えて。二人目はそういう意味では結構楽でしたね。あとは、ねんねのことを仕事でも聞くようになって、仕事にも活かせている点ですかね。

うちはジーナ式から入ってしまったので、授乳寝落ちはいけないことだ!と思っていて、実際させていなかったけれど、(資格取得の勉強をする中で)低月齢のうちは授乳寝落ちしてもいいことを知って。それでいいんだ!って思えたこととか。

でもきょうだいの場合、下の子は1歳後半になってくると自分が寝てもまだ上の子が起きてるってわかってきて、そのくらいからセルフねんねできなくなりましたね。先に寝かせようとしても、最近は泣いて抵抗したり。泣けば(親が)来るのもわかっているんですね。隣で一緒に寝てるんですけど、泣きながら「ママ、トントンしてぇ」って。あと、風邪ひいている時はしょうがないとか、手を抜くところがわかってきましたね。

 

 資格取得にあたり、苦労したことがあれば教えてください。

【浦辺先生】今とは(カリキュラムが)違いますけど、1部の演習問題が大変だったなぁ。1部はほぼ働きながら受講していたので、(レポートを仕上げるために)昼休みはなし。でも勉強にはなりましたね。出産した病院でもやってました、赤ちゃんを預けられるし。私、結局資格の取得に1年半かかったと思いますね。2人目妊娠前から受講して、生まれた後もまだ受講していましたから。産後も次男をあやしながら夜の講義に参加していたら、あやさんに「もう寝てなきゃダメでしょ」と言われたりもしました。(笑)資格取得したのは育休中で、次男が寝てくれてなかったらまだ資格は取れていなかったかもしれないです。

ボランティア(現モニター)クライアントさんを探すのも大変でしたね。新生児と妊婦さんは期間が限られているので。新生児は友達でいたからやってもらったけど、別に困っている人ではなかったり。妊婦さんは後々困って相談には来て、すぐ改善されたりして良かったりもしましたけど。働いているとママ友なんてあまりいないし。保育園の送迎だけでは深い交流がないですから。

ボランティアクライアントさんのコンサルは、始まってからは意外と早く終わりましたね。ただ、もうちょっと質問できる機会があるといいとは思います。2部受講中に進めないと質問できる機会が減ってしまいますし。仕事していたらどうなっていたんだろうと。2部が終わってからボランティアクライアントさんのコンサルに取り組んでいた方たちはちょっと困ったかなと。

 

資格取得後、受講の目的は達成できましたか?当初の目的以外にも達成できたことや資格の活用方法も教えてください。

【浦辺先生】色々大変だったけれど、長男も無事にセルフねんねで夜通し寝るようになって、子供たちの睡眠は改善したので受講の目的は達成できましたね。あとは先の回答とも重なりますが、仕事に活かせている点ですね。質問票に書いてある睡眠時間をみて、「もう少し早く寝た方がいいですね」と言ったりとか、発達面で懸念がある場合は睡眠について聞きます。診察で余裕がある時しか聞けないですけど。夏だったら「暑がっていないですか?汗かいていないですか?」と聞いて、あまり時間がないので「ちょっと室温下げてみて」と簡単なアドバイスをしています。室温は結構(ねんねが)変わりますね。

こないだ、簡単なアドバイスで4ヶ月かけて3人一度にセルフねんねを成功させたご家庭があって。お母さまが忙しそうで、幼児のお子さんたちが寝る時間が明らかに遅くて。寝かしつけに時間がかかるから、家事が終わらないと寝られないとのことだったので、「ちょっと待っててね戦法(※)」を教えたんですよ。そのお母さん、「先生、何を言っているんだろう」って思ったって。(笑)でも成功したらめっちゃ喜んでいましたね。

(※「●●(トイレなど)に行ってくるから、ちょっと待っててね」と言って、数分寝室を離れて戻る。次の日から戻る時間を少しずつ遅らせていく方法。幼児さんに有効。)

 

最後に、受講を検討されている方や受講中の方へメッセージをお願いします。

【浦辺先生】睡眠の知識は自分にとっても大事ですし、子どもの心がこの先10年、20年にわたって健康に育つための一番基礎の部分になると思うので、そこを固めるお手伝いをするのはとても貴重なことだと思います。自身のお子さんがいる人は、自分の子どもが「寝る、 食べる、 遊ぶ」というとても大事な3要素のうちの1つを大切にできる子に育つのはとても良いことだと思うので、是非正しい知識を得てほしいなと思います。

あとは、コロナが治まってきたので仲間と食事に行ったりもいいんじゃないでしょうか。私たちはコロナが始まった最初の何がなんだかわからない時で集まれる機会がなかったので。


資格取得と妊娠・出産が重なったことで、苦労もあったという浦辺先生。 それでも資格取得後は、ご自身のお子さん、そして診察で関わるご家庭に対して学んだ知識を存分に役立てていらっしゃるのがわかるお話でしたね😌 

次回もお楽しみに♪

 

👉資格取得コース紹介ページへ



【浦辺智美先生プロフィール】

小児科専門医。
東京医科大学医学部卒業後、日本赤十字医療センターで初期研修後、大学病院等で勤務。現在は3人の男の子の子育てをしながら都内のクリニックにて地域医療に従事。

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