睡眠退行とは?

今までよく寝ていた子がいきなり夜中何度も起きたり、
昼寝が短くなったり、寝つきが悪くなったりすることを”睡眠退行”といいます。

睡眠退行は必ずしも全員が経験するものではありません。
これは期間も子どもによってバラバラで、1週間で終わる子もいれば、1ヶ月続くこともあります。

睡眠退行は生後4ヶ月前後の赤ちゃんでよくみられます。
その原因と対策について解説します。

 

 

生後4ヶ月での睡眠退行の原因

赤ちゃんは生後4ヶ月前後で次のような成長がみられます。

  1. 睡眠サイクルの確立
  2. 五感が一気に敏感になる
  3. 睡眠ホルモン”メラトニン”が体内で生成される

この成長が睡眠退行を引き起こす原因になるのです。

 

1. 睡眠サイクルが確立する

この時期から、浅い睡眠→深い睡眠→浅い睡眠という睡眠サイクルができあがってきて、
このサイクルを45-60分おきに繰り返します。
浅い睡眠のときに寝かしつけ時と環境が変わっていると、赤ちゃんは不安で泣いてしまいます。

 

2. 五感が一気に敏感になる

大脳辺縁系(主に扁桃体)の発達発育と共に、自己の欲求・欲望・不安が増えてきます。
目や耳が発達することで今まで以上によく見えるようになったり、聞こえるようになったりします。
そのため、周りの環境の変化に敏感になります。

 

3. 睡眠ホルモン”メラトニン”が体内で生成される

これまではママの母乳から”メラトニン”をもらっていましたが、生後4ヶ月ごろから体内で生成されます。
そのためメラトニン分泌を促すスケジュールが大切になります。

 

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生後4ヶ月での睡眠退行の対策

睡眠退行が始まったかも!?と思っても焦らなくて大丈夫です。
次にご紹介する対策をしてみてください。

 

① 寝かしつけの時と同じ環境を保つこと

赤ちゃんが寝ている間は、寝かしつけの時と同じ環境を保ちましょう。
部屋を暗くしてぐっすりノイズをつけ、室温は親が肌寒く感じる20-22℃ぐらいにします。
この時のおすすの服装は、下着+ロンパース+愛波おくるみスリーパーです。

睡眠サイクルで浅い睡眠になり、少し目を開けて起きたときに、寝かしつけ時と同じ環境・状況であればそのまま次の睡眠サイクルに入ってくれる可能性が高くなります。
ただ、寝かしつけ時と違った環境だと「寝たときと違う!」と不安になり泣いて起きてしまうことがあります。
そのため昼寝も夜の就寝時も、同じ環境を保ってあげることがとても大切です。

 

② 起きてから約1時間で寝かしつけスタート

生後4ヶ月だと起きていられる時間が1時間20分〜30分ぐらいです。
起きている時間が長すぎると疲れすぎてしまい寝つきが悪くなったり、寝てもすぐに起きてしまったり、
ねんねトラブルが起きやすくなってしまいます。
起床から1時間ぐらいで寝かしつけを開始するようにしましょう。

月齢別のおすすめ活動時間についてはこちらのページで詳しく解説しています。

月齢別活動時間

月齢別活動時間

 

 

③ 朝日を浴びて生活リズムを整える

朝日を浴びると幸せホルモンと呼ばれる”セロトニン”が分泌されます。
その”セロトニン”が夕方から夜にかけて睡眠ホルモンの”メラトニン”に変化していきます。
そのため、朝起きたら朝日をいっぱい浴びてセロトニンの分泌を促してあげることが大切です。

 

④ 毎日同じねんねルーティンをする

寝る前のルーティンを決め、毎日一貫性を持って同じルーティンを行いましょう。

 

4ヶ月ごろのおすすめねんねルーティンはこちら↓

お風呂(2−3分)→保湿(30秒)→肌と肌のふれあい(30秒)→
母乳/ミルク(15-30分)→絵本(2分)→大好きだよと伝えるor子守り歌(20秒)→
スリーパーを着る→ぐっすりノイズをつける(3秒)→
寝床におく(3秒)→ママパパは部屋を出てもOK!

 

ねんね改善はお早めに!

産後数ヶ月は産後ハイで頑張れても、4ヶ月ごろになるといきなり疲れが出てくると思います。
その時にねんねトラブルがあると育児が辛くなってしまうので、ねんね改善は早めに取り組むのをおすすめします。

 


 

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