赤ちゃんの命を守るために、
私たちができることはなんだと思いますか?
今日は命を守るために知っておいてほしいことについて
お話ししていきたいと思います。
乳幼児突然死症候群(SIDS)とは
乳幼児突然死症候群を知っていますか?
これは
何の予兆もないままに主に1歳未満の健康にみえた乳児に
突然死をもたらす症候群
です。
生後2ヶ月〜6ヶ月が特にハイリスクとされています。
そしてSIDSは、厳密には原因不明です。
SIDS以外の睡眠時のリスク
SIDSの他に、睡眠中に赤ちゃんが死亡する原因として
窒息などによる事故もあります。
SIDSも窒息事故も、両方のリスクを減らすためには、
睡眠環境を整えること
がとても大切です。
日本とアメリカの違い
日本とアメリカのSIDS/窒息事故防止のポスターを比較してみると
ある違いがあるんです。
この違いが何かわかりますか?
日本のポスターには
「掛け布団は軽いものを使いましょう」と書かれています。
一方でアメリカのポスターには
寝床に何も入れていないですよね。
1歳未満には掛け布団は不要!
日本のポスターでは
「掛け布団は軽いもの」
と書かれていますが、
軽い掛け布団でも、窒息のリスクはあります。
そのため、
・掛け布団は1歳までは使用しない
・1歳未満のお子様にはスリーパーを使用する
ということがとっても大切です!
「涼しさ」も とても大切!
SIDSのリスクとして 米国小児科学会は「うつ熱」を指摘しています。
うつ熱とは
睡眠中の赤ちゃんが着せすぎ、温めすぎなどによって
高体温になった状態
のことです。
この時体内では、
熱を放出したり、熱を作ることを抑えようとする
反応が起きます。
この「熱を作ることを抑える」ために
体が呼吸を休んだり、筋肉を使わないようにするため、
必要な酸素を取り込めずに、 SIDSにつながってしまう
と言われています。
熱がこもってしまうとSIDSのリスクが上がるという論文は
何件も出ています。
SIDSや窒息事故を防ぐために…
SIDSや窒息事故を防ぐためには
安全な睡眠環境を整えること
が大切です。
そのためのポイントがこちらです。
- 掛け布団は1歳までは使用しない
- 部屋は涼しくする
- 服の着せすぎに注意
- 熱がこもらないようにする
- 仰向けで寝かせる
お子さんの睡眠環境が安全かどうか、
改めて見直してみてくださいね。
悲しい思いをしてほしくない
私はとにかく、日本の保育者に
「悲しい思いをして欲しくない」
「悲しい事故にあって欲しくない」
という想いがあります。
だからこそ、必死に資料をまとめ、
先日の日本滞在時には厚生労働省の方々に
しっかりと想いを伝えてきました。
毎年11月は
乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間です。
強化月間のポスターが今年は変わりますように。
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