皆さんのお子さんの寝床は安全な寝床ですか?何気なく作っている寝床が実は危険な寝床になっていることがあるんです!

危険な寝床は乳幼児突然死症候群の原因にもなり、とても危険です。NG寝床になっていた時は、すぐに改善していきましょう。

実は私も長男が生後7ヶ月ぐらいになるまで、ねんねに関しては全く無知だったので安全な睡眠環境のことでさえ知りませんでした。昔の写真を見ると、「危険な寝床!」と思ってひやひやすることがよくあります。

例えばこちらは長男が3カ月の時の写真・・・

NG寝床

この寝床のNGポイントは、

 

×シーツがベビーベッドにあったサイズではない

×おもちゃがある

×枕がおいてある

 

NG寝床2

これはもう少し大きくなって、寝返り・寝返り帰りもできるようになっていたころ。この寝床のNGポイントは、

 

×ソファーの上

×授乳まくらの上

×明るい部屋での昼寝

 

こちらは我が子ではないですが、現在乳幼児睡眠コンサルタントとして活動している方のお子さん。

NG寝床3

こちらの寝床のNGポイントは、

×シーツがベビーベッドにあったサイズではない

×タオル

×掛け布団やタオルが寝床の柵にかかっている

×紐でものがぶらさっがっている

×きちんとスワドルされていない

×隣の棚の上からの物が落ちてきそう

 

皆さんの寝床はどうでしょうか、当てはまってしまったポイントはありましたか?では、どんな寝床が良いのかについて解説します!

 

①ベビーベッドがある方は、断然ベビーベッドがおすすめ

米国小児科学会は「赤ちゃんの一番安全な寝床は親と同室で別の寝床で寝ること」と伝えています。生後6ヶ月間、できれば1年は同室のほうがよいと伝えています。

最初の数ヶ月は夜中におっぱいやミルクが頻繁にあるため、親のベッドの隣にコースリーパーを置くのが便利とされています。私も最初の2ヶ月は小さいコースリーパーを自分のベッドにくっつけていました。

コースリーパーは3、4ヶ月頃には小さくなってくると思いますので、その後は親と同じ部屋にベビーベッドを置いて寝かせることが一番安全と言われています。

この時、シーツなどは取れないようにベビーベッドに合ったサイズのものを使用するようにしてくださいね。

 

②ぬいぐるみ、おもちゃ、掛布団、枕は使用しない&ベビーベッド内に入れない。ベッドガードやバンパーは使用しない

月齢の低い赤ちゃんは自分で寝返りを打てないので、何かの拍子にベッドで転がった時、ぬいぐるみ、おもちゃ、掛布団、枕などに顔が当たってしまい、呼吸ができなくなってしまうことがあるんです。

乳幼児突然死症候群のリスクを下げるためにも、ベビーベッドの中には物を入れないこと!これがとっても大切です。

また、ベッドガードは死亡事故も報告されています。生後6カ月の男の子がベッドガードとマットレスの間に落ち込んでしまうという事故です。

大人用ベッドにベッドガードを付け転倒防止をしていて安全だと思っていても、ベビーガードとマットレスの間に挟まり自力で出ることができない月齢の低い赤ちゃんはそのまま死亡してしまいます。

「ベビーガードの使用は18ヶ月以降」と消費者庁は伝えていますが、私の家のベビーガードを見てみると「2歳以降」と記載がありました。更に詳しく使用方法が書いてありました↓↓(英語ですみません)

ベッドガード

 

③ソファや椅子(やわらかい寝具)には絶対寝かせない

クッションの間に挟まってしまい動けなくなり窒息する危険性があります。こういった場所では寝かせないようにしましょう。

 

④傾斜型乳幼児ベッドはNG

2019年4月12日に アメリカの大手ベビー用品メーカー 「フィッシャープライス」が販売している「ロックン・プレイ・スリーパー(日本ではバウンサー)」 を 470万台リコールしました。乳幼児の死亡事故が相次ぎ、その後多くの販売店が販売自粛をし始めました。 赤ちゃんが10度から30度になる寝床は危険と伝えていますので注意してくださいね。 実は私も使っていたので本当にびっくりです!!

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赤ちゃんが写っているSocial Media等では、実はNGな寝床がたくさんあります。よくあるのは・・・

 

★枕やクッションで大人用ベッドから落ちないようにしている

★加湿器や空気清浄機のコンセント・携帯の充電器コードがある

★カーテンの紐が赤ちゃんの手の届くところにある

★寝床におもちゃが置いてある

 

ベビーベッドではなく、お布団や床にベッドのマットレスだけ置いて添い寝をしている場合でも、段差があると寝ている赤ちゃんは、寝がえりをしだしたら落ちてしまう可能性はでてきます。そうすると、ママ・パパ(保育者)は夜中落ちるのではないか・・・と不安になりなかなかぐっすり眠れなかったり、寝返りをするたびに元に戻してしまう、それが原因で夜中起きてしまい夜泣きやねんねトラブルが起きやすくなってしまうのはあまりにももったいない!!と思うんですよね。

また、日本は地震がありますので、赤ちゃんの寝床に物が落ちてこないように気を付けてくださいね♡

安全な睡眠環境を作ってあげることで、お子さんも親も安心して眠れるようになるので睡眠トラブルが起こる確率も下がってきますよ。

睡眠環境についてはこちらのYoutubeでも解説している他、こちらの記事も参考になりますよ。

一緒に安全な寝床を作っていきましょう!