夜間断乳はどう行う?

生後4ヶ月前はねんねトレーニング(授乳なしに夜通し寝かす)は推奨されていません。セルフねんねを教えることはできますが、新生児~4,5ヶ月の赤ちゃんはまだ決まったスケジュールもなく、成長・発育のために夜間の授乳が必要なことが多いと思います。

夜の断乳に関しては発育、成長、母乳の生産量、ママの気持ち、育児方針、いつまで母乳育児を続けたいのか、など様々な要素を考えた上で本当に夜の断乳をしていいのか?を考えていきます。

夜通し寝かすねんねトレーニングが推奨されていない場合、どのようなことに気を付けるとよいのかを見ていきましょう!
1ヶ月目
➡産後数週間はママ・パパ(保育者)が抱っこ、授乳/ミルク、をしながら寝かせる方法しかないかもしれません。今後セルフねんねを教えていきたい場合は、1日1回でよいので(可能性として一番高いのは朝起きてから1回目の朝寝)、活動時間内に完全に寝落ちする、目が開いている状態で寝床に置いてみましょう。
置いたら泣くと思って硬くなってしまう場合、置く前に一度ママ・パパ(保育者)が深呼吸をして落ち着いてから置いてみましょう。置いて泣いてしまったら「大丈夫だよ、ママ・パパはここにいるよ」と優しく声かけをしてみましょう。
それでも、泣いている場合は、ゆっくりとしっかり手の平を使ってトントンしてみましょう。それでも泣いている場合は抱っこしてあやし、完全に寝落ちする前にもう一度置いてみましょう。この時期はトライしてうまくいかなくて、抱っこで寝てしまっても全然OK!
2ヶ月目
➡6~8週目頃に赤ちゃんは寝るときの習慣やパターンを少しずつ理解してきます。セルフねんねを教えていきたい場合、夜寝かす時、活動時間内に目が開いていて起きている状態で寝床に置くことを心がけましょう。そして、寝るまで隣にいてあげてもOK。
泣いてない場合は無言でそのままにしてあげましょう。泣いたら、「大丈夫だよ、ママ・パパはここにいるよ」(言葉はなんでもよいですが、ワンフレーズにしましょう)とあやしてみましょう。泣きが激しい場合は抱っこしてあげましょうね。一貫性を持って続けることが大切です。
3ヶ月目
➡夜の寝かしつけのルーティンを確立しましょう。活動時間内に目があいていて起きている状態で寝床に置きましょう。夜の寝かしつけでセルフねんねが身についてくると、夜中起きたときもセルフねんねしてくれる確率が高くなってきます。(参考記事:子どもの視点から見る、なぜルーティンが大切なのか
➡徐々に夜の睡眠が長くなってくる時期です。きちんと体重も増えていて、成長をしているのに夜中にまだ何度も(1時間~2時間おき)起きている場合、寝かしつけのルーティンを変えてみましょう。授乳して寝かしている場合は抱っこに変えたり、抱っこしている場合はとんとんにかえたりと癖を徐々にとっていきましょう。
4,5ヵ月目
この時期の赤ちゃんは毎日のルーティンがとても大切になってきます。日中刺激が多すぎた場合、夜泣きの原因に繋がることがありますので、活動時間が長くなりすぎないようにしましょう。活動時間についてはこちらも参考になりますよ。
➡日中「いないいないばー」をして、ママ・パパ(保育者)は「見えないけどきちんといるんだよ」ということを教えてあげましょう。これをすることで、寝る時に暗くて見えなくても、「ママ・パパはいる」と理解し始めます。
➡寝かしつけの際に、活動時間内に目があいて起きている状態で寝床に置いてみましょう。置いたら泣いてしまう場合、声かけをしてみましょう。それでも泣いている場合は、とんとんをしてみましょう。しかし・・・寝てしまう瞬間までとんとんはしないように!泣きが落ち着いたらとんとんをやめ、また泣いたらとんとんをするという感じです。激しく泣いていないかぎり少し時間を与えることでそのまま寝てくれるようになってきますよ。
ねんねに悩んだ時は一人で抱えずに、専門家に頼ってくださいね。
ねんねルーティンについてはこちらの記事でも紹介しています♡